会社経営でメリットになる

エンジニアは、日々進化する技術を学びつづけることが求められます。
また、体力と気力を必要としますから、年齢を重ねて心身が衰えてくると仕事をやり遂げることが難しくなるでしょう。
そのため、企業に属するエンジニアからフリーランスのエンジニアになることは、相当な覚悟が必要です。
しかし、そのような事情があっても、フリーランスのエンジニアになることにはメリットがあります。
それは、技術者としての経験を積んだ上で、会社の経営者となれることです。

フリーランスのエンジニアとして、キャリアを積み十分な稼ぎを得られたら、個人事業主から法人になることもできます。
法人化すれば、世間からの信用が高まり、より多くの仕事を受注できるようになるでしょう。
順調に会社を成長させることができれば、やがては従業員を雇えます。
従業員を雇えれば、技術者として限界となる年齢になったときに現場から退いて経営者としての生き方ができるようになります。

フリーランスのエンジニアから経営者になった場合、現場の状況を理解しているので、問題点の改善や将来のためにするべきことがよく見えます。
現場のエンジニアが働きやすい環境を整えていくことができれば、仕事の効率が高まるだけでなく従業員の離職を防ぐことができるでしょう。

優秀な人材が長く能力を発揮できる会社をつくれたならば、経営者としての立場は安泰です。
現役のエンジニアとしての将来に不安を考えている人は、その先を考えてフリーランスになることも選択肢の一つです。
こうした将来のビジョンをしっかりと描き、どのように動くと自分にとってメリットになるのかや、成功できるのかをじっくり考慮した上で行動に移すのが望ましいでしょう。